『 SAHARA 』

非常に人気のあるSAHARAですが、
こちらは、私がアントワープにいた時に蚤の市で購入して
気に入ってよく着ていた、ピエールカルダンのドレスがあって、
それを、ミャンマーで布を買って、現地で少しパターンを直して
おつくりをしてもらった、、と云うのが始まりです。
その後、日本に帰って来てとても優れたジャージー素材に
色々と遭遇したので、気に入っているもの、ぜーんぶジャージーで
作ればいいのじゃないか、、と、やってみたはいいけれど、
縫製工賃も高く、モノの見た目とつりあわない価格になってしまう
ので、まあ、まわりのスタッフには「これはやらないほうがいいね」
と例のごとく止められた訳です。
止められているのに、作りたいから作ってしまう、、と云う
ミキリハッシンとドンブリ勘定で今迄のMA deshabilleは
相当な原価割れをしており、私が困った姿に、ほら見ろ、と、呆れた、
スタッフが計算をし直してくれ、
(+生地価格や物価の上昇ect,,)価格改正が行われたのでした。
そうしたら、兎に角、高い、、。今までも高かったけど、
”雑に着るいい服”のつもりでやっているのに、
こんなに高くては雑に着てもらえないじゃないか。。
と、自己嫌悪に陥りました。なので、SAHARAと何点かの商品は、
”まあ、損をしなければいいんじゃないか、、価格”に
しよう!と、ハラハラしながらの提案をしたら、
優しいスタッフは納得してくれ、
結論、据え置きの”48000円”でおさめられているわけです。

えと、なぜ、そんなにジャージードレスにこだわるか
というと、前述、”雑に着るいい服”を自分が欲しいから、
と云うのと、、よく使っているカシミアテンセルは
お母さんのお腹にいた時の羊水に触れている感覚がある、
→それが癒しに繋がる。と勝手に思っているのと、
私のとても尊敬しているデザイナーにマークオディベという
人がいるのですが、この世の中にストレッチ素材を普及させるのに
一役かった事で有名で、プラダの立ち上げにも貢献している
博士みたいな恐れ多い人で、、。その人はクレアマッカーデルと
ヴィオネを敬愛しており、ヴィオネはバイアスカットと云う、
布を斜めに使うと伸び率が上がる、、と云う原理を発見し、
彼女の服づくりに多用しましたのですが
マークはそれをストレッチ素材に昇華させたので、
勝手に(笑)その伝統を受け継ぎたい気持ちでいるからなのです。
ヴィオネやマークがなぜ”ストレッチ”という事に
こだわるのかと云うと、女性の凹凸の凹の部分を綺麗に
みせたいからだと思うのですが、、
(事の真相はマークに次回会った時に聞くとして)
今の”ストレッチ”の使われ方って凸をカバーする為に使われて
いる様な気がします。
ヴィオネは素晴らしい名言を残しました。
”女性が笑うとき、彼女の着ているドレスも一緒に笑っていなければ。”と。
そう云うアイテムを何着かずつご提案してゆければ、、と思います。